「近畿珠算連合」は、平成26年4月より、「近畿そろばん連合」に生まれ変わりました。
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いまこそ! そろばん
そろばん教育情報

そろばん教室から生の声/そろばん学習のリアルにイイところ ▲ページのトップへ
生徒インタビュー
実際にそろばんを習っている子供たちの視線で、そろばんの良さをインタビューしました。
習い始めから上級者までの率直な答えをご覧ください。


先生インタビュー
そろばん教室の先生が、教室で感じたそろばんの効果をお話していただきました。
習い初めの時期や、子供たちの変化について現場での経験に基づいたお話です。


・そろばんを習う理想的な年齢
この教室では、いちばん小さな子供は、幼稚園の年長さんがいますが、小学校二・三年生から始めても、その子供の持っている能力にもよりますので、遅くはないです。
 算数で筆算を覚えると、頭の中で筆算の形を頭に浮かべて計算します。しかし先にそろばんを習った子供は、そろばんの玉がイメージでき、桁が一桁二桁三桁四桁と増えても、頭の中で玉を動かして計算できるので、小さい子供のほうが、後の伸びがいいと思います。
 
・子供たちにいろいろな能力が身に付く
計算能力は勿論ですが、やはり集中力が身につくということと、反復練習をしますので、根気もつきます。
 学年は関係ないので、低学年の子供が、年上の子にも負けたくないという気持ちが働いて、びっくりするくらいの能力を発揮する子もいます。
 周りの生徒が一生懸命やっているのを見て、自分もやらなくちゃという気持ちがすごく芽生え、入って来た頃に比べると、落ち着きも出てきて変わる子供もいます。
 
・学校とは違うそろばん教室の特長
学校は今、優劣をつけないような教育だと聞いていますが、そろばん教室はきっちりと順位が出ます。うちの教室でもよくやりますが、クラスごとに同じ問題を一斉にさせ、きっちり順位を出しています。自分の努力により順位を上げることが、将来の自信に繋がり、達成感もあります。そういった面では、子供に学校の勉強とは違った成長をさせられると思います。
 
・そろばん学習に興味がある保護者へ
まずは「読み書きそろばん」。昔から言われている言葉ですが、一番最初の習い事は、ぜひそろばんをお勧め致します。
 読上げ算では、耳で聞いて、指で弾いて答えを出す、そういう創造的な一連の動作が小さい頃から身に付きます。また集団生活にも馴染みやすくなりますし、自分に自信を持った子供に育つと思います。
 
​「習って、正解!」保護者と専門家に聞く、そろばん座談会 ▲ページのトップへ
そろばん学習を始めて良かった経験談を、簡潔にポイントをまとめた動画。さらに全内容をじっくり読める文章をこのページの後半ででご紹介いたします。

PART1 実感!そろばん学習の成果について


PART2 そろばんの、ココが知りたい!


PART3 今こそ、そろばん!興味をお持ちの保護者の方へ


PART4 そろばん教室の選び方について

 
「習って、正解!」保護者と専門家に聞く、そろばん座談
PART1:実感!そろばん学習の成果について
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PART1では、子供にそろばんを習わせている保護者のお母さん3名が、そろばん学習の動機から学習後の成績や生活態度の変化に至るまで、そろばん学習の成果について実際に感じた意見を、近畿そろばん連合の森友代表を交えてお話していただきます。
 
出演は、左から
【保護者】
川野さん(子供2人、そろばん教室に通学中。本人は珠算経験なし)
仙石さん(子供2人、そろばん教室に通学中。本人も珠算経験あり)
西川さん(子供3人、そろばん教室に通学中。本人も珠算経験あり)
 【MC】
森友建(近畿そろばん連合 顧問)
 
 
森友:まず初めに、数ある習い事の中から、そろばんを選ばれた理由をお聞かせください。
 
川野:子供が小学1年生になるにあたって、何か習い事はないかと思っていた時に、そろばん教室の折込チラシが入り、教室が家から近くて体験もあったので参加してみようと思ったのがきっかけです。
 
森友:体験はうまくいったわけですね。
 
川野:はい、子供が気に入りました。
 
森友:仙石さんはどうですか。
 
仙石:私自身、子供の頃にそろばんを習っていて、とても楽しかった思い出があったのと、自分が大人になった時に、そろばんを習っていたことが役に立ったので、子供にも習わせてみたいと思いました。
 
森友:その時の子供のリアクションはどうでしたか。
 
仙石:そろばんは楽しいと子供を誘導していきました。
 
森友:そうですか。西川さんはどうですか。
 
西川:私も子供の頃に習っていたので、今でも生活面でレジの計算や暗算がパパッとできるので役に立っています。ですので、自分の子供も小学校に上がる前に数字に慣れてもらって、算数に入りやすいようにしておきたかったので習わせました。
 
森友:そろばん学習は何歳から始められたのですか。
 
西川:子供が3人いるのですが、上の2人は小学1年生に上がるのをきっかけに、3番目の子供は年長組の3月です。
 
森友:仙石さんはスタートの学年はいつからでしたか。
 
仙石:うちは子供が2人いますが、上の子は小学校2年生、下は小学校1年生入学とともに始めました。
 
森友:1年ずれがあるのですね。何か理由があるんですか。
 
仙石:少しでも早く習う方が、早く進むのではないかと思いまして…。
 
森友:ということは、上の子供さんの場合に、実感があったわけですね。
 
仙石:はい。
 
森友:なるほど。それで、1年早めて、それはどうでしたか。
 
仙石:よかったです。
 
森友:正解ですか。よかったですね。川野さんは?
 
川野:2人とも小学1年生の4月から習い始めました。
 
森友:スタートの時期は、それでよかったと実感していますか。
 
川野:はい。
 
森友:子供さんがそろばんを一生懸命習う姿を見ながら、そろばん学習の良さをどのように感じていますか。
 

仙石:限られた時間内で、スピードと正確さを追求するための集中力が養われるところが非常にいいと思っています。また、暗算がすごく強くなっているのもいいと思います。
 
森友:暗算が強くなっているのは、目に見えて分かりますか。
 
仙石:はい、分かります。たとえば車に乗っている時に、ナンバープレートを計算しています。
 
森友:なるほど。そういうことを親が実感するとうれしいですね。川野さんはどうです?
 
川野:計算力がつく以外に、親がすごくびっくりするくらい集中力がつくので、生活にもメリハリができて良かったと思います。
 
森友:メリハリというのは、具体的にどんな場面ですか。
 
川野:遊ぶ時は遊ぶ。宿題や何かをする時は、集中してしっかりやるということです。
 
森友:それは、そろばん学習を続けることによって体得した一つの能力だと思いますか。
 
川野:そうですね。そろばん学習の成果だと思います。
 
森友:なるほど。そろばんは計算だけではないということですね。西川さんはどうですか。
 
西川:うちも答え合わせをした時に、出した数字が正解すると、その時の達成感といいますか、喜びを実感できる。そういう楽しみがあると思います。
 
森友:それは、お母さんが習っていた頃にも実体験しているのですか。
 
西川:そうです。
 
森友:それで、その子供さんたちが、また体感するということですか。
 
西川:そうです。
 
森友:親子で共通の実体験ができるというのは、いいかもしれませんね。
それと、そろばん学習を一定期間続けると、学力に影響が出ると言われています。その実感はありますか。
 
川野:やはり算数は断トツにいいと、成績にもいいと思います。計算力の正確さなどは、学校の先生から今まで何十年教えてきているけど、こんな生徒は初めてだと言われて褒められました。
 
森友:それは、うれしいですね。
 
仙石:うちは下の子が小学校入学から始めたので、変化は分かりませんが、やはり算数に限らず全教科において結構できています。自分がそろばんを習っていた時よりも子供たちに一生懸命取り組ませている分、当時の私の成績をすごく超えていっているので、そろばんを頑張らせて効果はあったと思います。
 
森友:親を超えているというのは分かるのですか。
 
仙石:はい、見えてきました。
 
森友:普通は親を超えないというのが世間では定着しているのですが、もう親を超えているわけですか。
 
西川:うちは子供たち3人とも、算数や数学は好きで、得意な科目です。
 
森友:そろばんを習わせて、他の教科でも何か影響は出ていますか。
 
川野:そろばんで身に付いてる集中力は、どの教科にも役立っていると思います。
 
森友:やはりキーワードは集中力かな。
 
仙石:同じ集中力ということで、たとえば読書にしても、じっくりと集中して読んでいます。それが国語の力に影響していると思います。
 
森友:理科や社会はどうですか。
 
西川:暗記ものは集中して覚えやすいようです。
 
森友:理科も暗記の領域がたくさんありますね。
 
西川:理科も数式や公式が出てきますので、数字を見た途端、ちょっと苦手と思うお子さんもいらっしゃいますが、数字を好きになると…。
 
森友:中学の理科となると、計算が大変ですね。
 
西川:そうです。
 
森友:そうすると、そろばん学習は、算数、数学という枠組みからもっと広く影響の出るものと考えてもいいわけですね。
最近の研究で、そろばん学習を一定期間、2年3年と続けることによって、子供たちの脳の前頭前野が発達してくるデータが出てきています。前頭前野が発達すると情緒が安定し、学習意欲が非常に強くなってきます。
そこでお聞きしたいのですが、意欲という面から見て、どのように感じておられますか。
 
仙石:そろばんを続けていると、級がだんだん上がっていくところが良いと思います。教室内での順位が明確になって、やれば順位が上がる手応えがあるみたいで、それが学校の授業の勉強にも繋がっていると感じます。
 
森友:そろばん学習の継続で身に付けるのは、まず一番はスキルです。しかし、それを超えてもっと精神的なモチベーションに繋がることが大切だと思うのですが、そろばんを習わせて、より学習意欲が高まってきたと感じられますか。
 
川野:はい、感じられます。
 
西川:明らかに成績順位が出ますので感じます。そろばん教室でも、学校でも、確実に成績が上がっているのが目に見えます。
 
森友:それは、意欲的になっているのが目に見えるという意味ですね。
 
西川:成績が上がれば、親も喜んでくれるから上へ上へという欲が出るみたいです。
 
森友:そうですか。では、情緒の安定という面はどうですか。
 
川野:まわりに流されずにしっかりとしてますね。
 
森友:そうなんですね。たとえば今、学校では途中で立って歩く子供がいたりして、担任の先生がクラスをコントロールするのが非常に難しいと言われています。
情緒さえ安定してくれば、コントロールするのが非常に容易になるわけですが、情緒面はどうですか。
 
西川:はい、子供は中学生ですが情緒は安定しています。先生から授業中に生徒が立ってウロウロする話は耳にしますが、うちの子はどちらかというと止めるように言えるタイプの子です。
 
仙石:うちも子供は2人とも安定してます。
 
森友:親としては情緒面が一番大変ですから、それはうれしいことですね。子供の情緒が安定したら、親の情緒も安定しますね。
 
仙石:はい。
 
森友:次にお聞きしたいことは、
そろばん学習を始めて、学力以外の能力で何か影響はありましたか。
 
川野:主人がよく言っているんですけど、本を読むスピードが正確ですごく早いと。実際、子供が読み終わったと言った時に、もう読んだのと驚くことが多々ありまして…。どんな内容か聞いても、しっかりした答えが返ってくるので、やっぱりそろばんで身に付いた集中力が影響しているのかと思います。
 
森友:それは、きちっとリンクしているわけですね。ご主人も読書家ですか。
 
川野:はい、主人は読書家です。
 
森友:そしたら、その見方は間違いないですね。仙石さんはどうですか。
 
仙石:そろばんの検定を受けてきて、2級までは順調に受かったのですが、1級で何回か落ちてしまって…。その時は小学校の低学年だったのですが、その頃から失敗を受け止めて、次にチャレンジするという乗り越える力が付いたと感じました。
 
森友:検定試験はチャレンジすることによって、本人が成長できるわけです。受けたら必ずしも合格するものでもありませんが、それは非常にいいトレーニングになっているのでしょうね。
 
西川:進級するスピードは、お子さんの個人差があると思いますが、ただ続けていれば絶対に損はないと思います。少しずつでも自分の身に確実に身に付いて、継続力や集中力、向上心も合わせて得られたと思います。
 
森友:やはり子供の時代に、薄紙を積み重ねるがごとく蓄積していくトレーニングは非常に大事なんですね。ところが、今は世の中全体が忙しくなり、やることがいっぱい増えて一つのことを積み上げていくということが非常に難しくなってきています。だから、そろばんは、それが実現できるという点でメリットが大きいのかもしれませんね。
そして最後の質問になりますが、
生活態度の面で何か変化が出ておりますでしょうか。
 
川野:そろばんは他の習い事より日数が多いですし、宿題もしっかり出されるので、そういった面では時間を守るとか、言われたことはしっかり行い、規律正しくなったと思います。
 
森友:規律が正しくなることは、子供が成長するうえで非常に大事なことですね。
 
仙石:うちは、そろばん以外に楽器も習っているのですが、たとえば楽器は1日練習しなかったら、取り戻すのに3日かかると言われています。そろばんもそれに当てはめて、教室がない日に家で何もしないのではなくて、5分でも10分でもいいからそろばん弾きなさいと言い続けています。子供たちはそれを守っているので、毎日コツコツと継続する力が身に付いていると思います。
 
森友:物事を継続して行う力は、絶対に有効でしょうね。成人して社会に出てから、それがもっと成果として見えてくるのではないかなと思いますね。
 
西川:合格できるまで何度でもチャレンジ。もうここでいいわと諦めるのではなく、また次も頑張ろうっていう…。頑張って結果が出たら、自信に繋がりますね。
 
森友:なるほど。それともう一つ、そろばん教室の場合、さまざまな年齢の子供たちが同じ教室で学習するので、年長者と年少者の間で物事の順序や言葉遣いの違いを自然に学ぶわけです。これを長幼の序と言いますが、このあたりは何か実感されていますか。
 
川野:上の子は小学6年生なんですけど、他の子の丸付けをしたり、分からない子に教えてあげたりしているようなので、そういう面ですごく成長していると思います。
 
森友:やはり長幼の序というのがあるわけですね。
 
仙石:うちも高学年になった頃から、上の学年の人のことをしゃべる時は敬語で言っています。いつも同じ学年の子ばっかりと接しているわけじゃないからでしょうね。
 
森友:そう、そこが非常に大事な部分かもしれません。先日、インドネシアの学生と話していたのですが、彼女は日本語を専攻して博士号をとっているにもかかわらず、日本の敬語が難しいと言いますね。いわゆる長幼の序というのは、言葉で表すのは非常に難しい。だから、今のお話を聞いていると、そろばん教室の集団学習で、そういう面が収穫できるのはいいことですね。
 
西川:うちも年が上で、高校2年生になる娘が通っているんですが、小さいお子さんの面倒はよくみているようです。小さいお子さん相手に楽しいって言ってます。
 
森友:そうなんですね。そろばん教室で勉強することで得られるものは、今お聞きしただけでも、ずいぶんたくさんあることがよく分かりました。そろばんの技術が上達するのはもとより、それ以外にも多くのことを学んでいるという実感を持ちました。ありがとうございました。
 
 
 
PART2:そろばんの、ココが知りたい! ▲ページのトップへ
PART2では、デジタル化に伴う教育環境の変化もふまえ、そろばんが果たす役割を研究成果なども交えて、森友代表が専門家の立場でお話します。
 
■そろばん人気復活の背景について
なぜ、そろばんがデジタル時代に復活したかということを、私なりにまとめたお話をさせていただきます。
ご存知のように、昔は習い事と言えば「そろばん」と言われた時代が長い間続きました。ところが、34、5年前に、つまり昭和55年、56年頃から後、電卓が非常に普及してきました。それに加え、個人レベルで使いこなせるパーソナルコンピュータが大衆化してきました。また、ゆとり教育の浸透と、そのゆとり教育でできた時間を利用して行われた課外活動の多様化。そして、その時期とほぼタイミングを合わせるように少子化の問題が出てきたことで、そろばんを学習する子供たちの数が最近まで減少傾向をたどってきた事実があります。
ところが、平成16年に底打ちをしたのを最後に、平成17年度から劇的にV字回復に入りました。なぜ、そろばんの学習者数が平成17年度から増え始めたのかといいますと、ゆとり教育だけではないと思うのですが、ゆとり教育は30年以上続きましたので、学力の低下、特に、基礎学力の低下ということが問題になってきました。
事実、学力テストをすると、非常に学力低下が顕著に表れ、この基礎学力の低下をどうするかということが一つの社会問題化してきました。そのような状況の中、平成16、17年頃、そろばん学習が非常に効果的な手法であるという認識が社会の中でも語られるようになり、マスメディアもいろいろな形で取り上げるようになりました。それにより、平成17年度から、そろばん学習者数の推移が様変わりをし、V字の上昇に転じたという経緯があります。
また、ちょうど時を同じくして、平成16、17年というのは、尼崎市でそろばん特区、計算特区とも言いますけども、これが内閣府で認められ、尼崎市全域で行われるようになりました。そろばん学習を集中的に学校の授業に取り入れると、算数科の成績はもちろんのこと、理科、社会、国語などの他教科においても、非常に顕著に良い成績が表われるようになりました。このような実験データが世の中に頻繁に流れるようになったことも相まって、現在そろばんを学習する生徒たちが増えてきている状況になってきています。
 
■進む教育の「ICT(デジタル)化」と見直される「そろばん」
また、現在の状況を見た時に、お母さん方にも理解していただきたいのは、教育のICT化という問題です。ICT化というのは、いわゆる情報通信技術。言葉が難しいのですが、要するに、今まで紙の教科書や紙のノート、チョーク、黒板を使って授業をするのが普通のあり方でしたが、ICT教育となると、このペーパー教科書がデジタル教科書に替わる。そして、チョークと黒板というのが電子黒板に替わる。それから、ペーパーノートがタブレットに替わる。このように、この3つの素材が大きく替わってしまう変化が、今出てきているわけですね。特に、大阪はその先進エリアで、早ければ平成27年度の後半から小中学校でICT化が相当の比率で進んでいく予定になっています。現在すでに、いくつかのローカル都市でICT教育に切り替えているところが2、3ありますし、海外でもシンガポールや韓国では実験校が相当数あり、数年前から実験を継続しており、さまざまなデータがでてきています。
ただ、教育のICT化が進むとリスキーな面があり、子供たちが主体的にものごとを考える力や、思考力がおそらく弱くなるのではないかと非常に懸念されています。デジタルではプロセスが見えません。教育において、プロセスをカットするということは、思考力、想像力、あるいは基礎学力などが、おそらく目に見えて低下してくると有識者の間で指摘されています。
デジタルを使い過ぎるリスクを、社会全体がある程度認識し始めてきたというのが今の状況です。また、デジタル社会において、そのリスクを解決するために、究極のアナログと言われている「そろばん」をもう一度評価し、復権を考えてみようという状況も生まれてきています。私たちは、このことをしっかりと認識しておくのが良いのではないかと思っております。
そろばんの一つの大きな特長は、プロセスがしっかりと見えることです。つまり、そろばんを使った計算方式は、計算のロジックを子供たちに理解させるために非常に有利であり、これは学会でも定説となっています。
また、そろばん学習は、毎日トレーニングを積み上げていきますので、それにより身に付く忍耐力や向上心が、学習全般に大きな影響を与えるのではないかと考えられています。
 
■そろばん学習は脳を鍛え、能力をアップする
PART1では、保護者の方からも、そろばんで暗算力や計算力が身に付くというお話を聞かせていただきました。このように、そろばんには「生きる力」を養うなど、さまざまな利点があるわけですが、それを裏付ける大学の研究や実験が行われています。その一つが前頭前野の発達です。そろばん学習を通じて、前頭前野が普通より発達することで情緒が安定し、なおかつ学習意欲の向上がはっきりと見られました。これは、保護者の方にそろばんをおすすめする一つの根拠となると考えています。
 
■そろばん力は、未来も活きる
未来のそろばんを考えた時に、デジタル化という避けることができない一つの大きなトレンドが、もっともっと進んでくる。私たちの気がついてない領域にまで入り込んでくることは簡単に想像できます。そのような中で、おそらく小中学校、高校も含めて、教育環境が大きく変化すると思われますから、その時にそろばん学習が果たす役割は、今以上に大きくなってくるのではないかと考えています。
PART3:今こそ、そろばん!興味をお持ちの保護者の方へ ▲ページのトップへ
PART3では、そろばんを習わせている保護者が、経験者だからこそ言えるそろばん学習の魅力と、長い学習期間を通して見えてきたそろばん学習が導く将来の力を森友代表と共にお話します。
 
 
森友:みなさんは、
子供にそろばんを習わせてよかったと思いますか。

川野:すごくよかったと思います。
 
仙石:うちも習わせて正しかった選択をしたと思います。
 
西川:絶対よかったです。
 
森友:子供たちは、さまざまな学習や指導を通じて、多くのことを吸収していきますが、私は、中でも一番大事なものは「生きる力」だと思います。
そこで、そろばん学習と生きる力の相関関係は、どのように感じていらっしゃいますか。
 
仙石:そろばんを習ったことによって付いた集中力は、すごく役立っていくと思います。
 
森友:なるほど。やはり「集中力」は一つのキーワードですね。ピアノやお習字を続けることでも、集中力は身に付くのかもしれませんが、一番本物の集中力というのは、おっしゃるように、そろばん学習から得られるのかもしれませんね。西川さんはどうですか。
 
西川:身に付いた特技というのは、道具もいりませんし、一生の宝物になると思います。まるで自分の頭の中にそろばんがあるように計算ができます。私は小学校3年生から5年生までの3年間だけでしたが、そろばん検定1級に合格しました。
 
森友:3年間で1級まで進んだのですか。
 
西川:はい。今でも、頭の中にそろばんが入ってます。
 
森友:買い物では、はっきりと答えが出るわけですね。
 
西川:はい。だいたいどの位か計算します。
 
森友:そうですか。実際に社会生活していると、計算する場面は案外たくさんあるわけですね。たとえば、見積りを立てる時にも、頭の中のそろばんが役立つわけです。身に付いたもので、忘れていくものもたくさんありますが、そろばんの力は、それでもなおかつ身体に残っている力の一つなのかもしれませんね。
 
西川:自転車が一度乗れると、何年たっても乗れるのといっしょですね。一度身に付けてしまえば…。
 
森友:暗算ができなくなることはないですね。なるほど、わかりました。川野さんは、どうですか。
 
川野:そろばん大会ですと、大人の方もずいぶん参加されていますし、そろばん学習で身に付いた計算力や集中力はもちろん、目標を持つということは、大人になっても繋がっていくことだと思います。
 
森友:なるほど。みなさんからいいお話を聞かせていただきました。
次に、そろばんに対するイメージは、以前と今では何か変化していますか。
 
西川:昔は計算する道具という考えで習い始めたのですが、電卓やパソコンが普及しているのに、なぜ便利なものを使わずにそろばんを使うのかというのは、イメージがちょっと変わりましたね。自分の脳を鍛えるというか、計算力や集中力を身に付ける。便利なものを使わなくて計算することに意味があると思います。
 
森友:なるほど。そうすると以前のそろばん観と今のそろばん観の間には微妙な開きがでているわけですね。
 
西川:そうです。計算するためのものとして、そろばんを習ったはずなのに、今では計算は電卓を使えば簡単にできる。だから、そろばんを習うのは自分を鍛えるためだと思います。
 
森友:哲学的な感じですね。仙石さんはどうですか。
 
仙石:私も習っていた時は教室だけで練習して、検定や大会の前にちょっと家でするぐらいの取り組みだったのですが、子供には毎日コツコツとさせています。ちょっと取り組み方を本気にさせた分、学力が上がっているという手応えがとても感じられます。取り組み方の違いも大きいと思います。
 
森友:よく観察されていますね。お母さんとしては、その変化はうれしいですね。
 
川野:私は自分が習っていなかったので、正直、そろばんは古いというイメージがありましたが、習わせてからは検定や大会などがあって、子供もトロフィーや賞状をもらいたいという目標を持って習うことができて、すごく上を目指すことができました。長く続けられる習い事というイメージを持ちました。
 
森友:今、子供に帰れるとしたら、習ってみたいですか。
 
川野:はい、習ってみたいです。
 
森友:今からでも習われてみてはいかがでしょうか。大阪で外国人のためのそろばん講座を開催しています。これは成人だけで、各国の方々が参加されておりますので、よかったらどうぞ覗いてみてください。
そして次の質問ですが、
そろばん学習を始める時期については、どのように考えておられますか。
 
西川:小学校で算数が始まりますので、数字を覚えるのに抵抗なく入りこんでいくためにも、小学校に上がると同時か一ヶ月前ぐらいがよいかと思います。2月、3月に数字の練習を兼ねて習い始めて、それから小学校へ入るとすんなりいけると思います。
 
森友:プレスクールですね。
 
仙石:私は数字が書けるようになっていたら、幼稚園の終わりから小学1年生ぐらいが習い始めるタイミングかと…。
 
森友:数字が書ければ、良い時期ということですか。具体的には幼稚園の終盤頃ですか。
 
仙石:はい。子供も勉強という感じではなく、楽しいというイメージで入っていきやすいのではないかと思います。
 
森友:そうなんですね。川野さんは、どう思われますか。
 
川野:うちは小学1年生に上がるにあたり習わせましたが、意外に幼稚園の年長さんぐらいからでもいけるのではと思います。
 
森友:なるほど。そろばん学習のスタート時期は、専門家の間でも意見が分かれるところです。子供さんはそれぞれ個人差がありますので、正解はないと思いますが、いずれも参考になるお話でしたね。
最後に、今、そろばんを子供に習わせようかどうか迷っていらっしゃる保護者の方へ、何かメッセージをいただけますでしょうか。
 
川野:そろばんが上達する以外にも、子供自身が目標を持って習うことができる習い事だと思うので、そろばん学習はおすすめです。
 
仙石:私が感じているのは学業面の影響がとても大きく、学力向上に役立っているのをヒシヒシと感じているので、そろばんを習わせてよかったと思っています。
 
西川:計算が好きになると、算数が好きになり、算数が好きになると、今度は数学が好きになる。好きになると今度はそれが得意になり、他の勉強にも関連して数字の出てくる理科などにも影響してきます。勉強が好きになる効果も出てきましたので、まずは数字を好きになってもらって、そろばんを始めていただいたらいいかと思います。
 
これまで何回も触れてきましたように、そろばん学習を通じて、生きる力、思考力、想像力、問題解決能力を高めて、基礎学力をしっかり再構築すれば、当然のことながら総合的な学力は向上してくるのではないかと考えています。
 森友:今こちらのサイトをご覧いただいている保護者の方が、このお三方のお母さんの経験談を聞かれて、正しい判断をされる時に役立てていただけるのではないかと思っています。いいお話を伺うことができました。ありがとうございました。
 
一同:ありがとうございました。
PART4:そろばん教室の選び方について ▲ページのトップへ
 

 これから子供にそろばんを習わせたいとお考えの保護者の方は、どこの教室を選べばよいかという問題が出てくると思います。近畿エリアには、近畿そろばん連合という信頼いただける組織があり、約1,220名の先生が加盟しております。その教室には、近畿そろばん連合のシンボルマークがプレートで表示されております。テレビCMでもそのマークをご確認いただけますので、そのプレートのある教室へ通わせる決断をされれば、まず選択面での失敗は十分防げるのではないかと考えております。
今回、保護者のお母さん方から聞かせていただいたさまざまなお話を、そろばんを習わせるかどうかの最終決定される時の貴重な資料としてお役立ていただければ幸いです。